転職先は慎重に見極めないと自分が損をします

今回お伝えする内容のことは転職支援の中で度々感じることです。

安易にブラック企業と呼ぶことはあまり好きではありませんが、あきらかに従業員に不利益な雇用を行なっている企業の状況を転職希望者から聞く機会があります。

• ・求人票には社会保険ありと記載があっても一年勤務しましたが結局加入して貰えず退職しました。
• ・残業代支給となっていましたが、出たことは一度もありませんでした。
• ・基本給○万円と求人票にはありましたが、実際は完全歩合制で経費も自己負担でした。
• ・試用期間は契約社員で、3ヵ月後に正社員となっていましたが、契約社員のまま一年経ってしまいました。

転職希望者との会話の中で、こういうお話しは珍しくありません。結果的に一年未満での退職に至るケースをよく聞きます。

これらは、あくまでも従業員側からのみのお話しであり、企業側からの反論はあるでしょう。従業員側の努力不足により招いた状況もあるかもしれません。ただ、それを勘案しても明らかに不利益な状況で働いているケースはあります。

せっかく転職するのですから、また辞めることになるのは避けたい！これは多くの方に共通することでしょう。

新卒での就職にしても転職にしても入社する会社のことは、よく確認しないと不幸な結果になると本当に考えさせられます。

企業規模の大小に限らず、事前にしっかり確認しないといけません。

短期での転職（離職）は本当にマイナスです。

本人に非がなくても、短期で離職した履歴書を応募企業に提出すると「心象が悪いな」と感じる場面が何度もあります。

大抵の場合、応募企業は、そんなにヒドイ会社だったとは知りません。
忍耐力が足りなかったのではと思ってしまいます。

当社のような第三者が入れば、具体的な状況をご説明してご理解をいただく場合もありますが、どうしてもご理解いただけない場合もあります。

一般論で言えば、転職は重ねる度に不利になります。必然的に前回の転職より、採用試験に通りにくくなります。

ご自身の大事なキャリアなのですから、短期での再度の転職にならないように最大限の努力と手間をかけて情報収集することがより良い転職への近道です。